元上司と生成AI
hachiyon
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みなさんも仕事をしていると仮説を考える必要があるときがあるかもしれません。
「みんなが気づいていなくて、気づくべきこと」が考えられたら、それは面白い仮説となります。
みんなが知っていることは仮説にはならない。
他人と同じような目線で考えても、面白い仮説は1つも浮かばない。
だったら、時間軸を長くとり、かつ、広範囲な視点でものを考えることで、斬新な仮説がはじき出せる。
ただ、そうなるためには、「一を聞いて十を知る」という境地に至る必要がある。実は、それは、「一を聞いて十を調べる」ということであることが分かる。
この「一を聞いて十を調べる」ことを継続できるかによって、その努力で累積された知識(インプット)は、大きな自分の資産となる。
この自身の頭の中に、多数の事例や事象を累積してため込んでおくことが「知の資産」を形成し、かつ、長期の時間軸を意識して思考することで、仮説は一瞬ではじき出すことができる。
まさに、「瞬考」である。
仮説が湧けば、やるべきことが分かる。
仮説を一瞬ではじき出す思考法。それが「瞬考」である。
この本を読んで、私もひとつひとつの事象をもっと深く理解し、それが、次の仮説につながることを今まであまり意識してこなかった。
このインプットの積み重ねが、仮説をはじき出せることにつながる。また、ここでは語らないが、その積み重ねで、物事、事象のメカニズムが分かってくる。そんな本です。
仕事に不安を持っていたり、周りに比べて劣等感を感じているようであれば、圧倒的にインプットが足りないんじゃないのか?って思えた良い本でした。
私の今までの行動を反省するとともに、ひとつひとつ大事に情報を頭の中にインプットしていきたいと思った日となりました。